めどはぎ (蓍萩)  

学名  Lespedeza cuneata
日本名  メドハギ
科名(日本名)  マメ科
  日本語別名  メドグサ、メドギ、メド
漢名  截葉鐵掃箒(セツヨウテツソウソウ, jiéyè tiěsàozhŏu)
科名(漢名)  豆(トウ,dòu)科
  漢語別名  老牛筋(ロウギュウキン,laoniujin)、絹毛胡枝子(ケンモウコシシ,juanmao huzhizi)
英名  Cuneate bush clover
2008/05/24 東京薬科大学薬草園
2008/08/18 清瀬市 空堀川
2006/09/07 長瀞岩畳
2005/09/23 昭和公園

 2023/10/03 植物多様性センター
2005/11/07 田島が原
 Lespedeza cuneata には、次のような変種がある。

  メドハギ var. cuneata(L.juncea var.subsessilis, L.sericea, L.juncea var.sericea)
  ハイメドハギ var. serpens(L.serpens, L.juncea var.serpens)
   
 ハギ属 Lespedeza(胡枝子 húzhīzĭ 屬)の植物については、ハギ属を見よ。
 「和名ハ目處萩ニシテ卽チ筮(めどぎ)萩ノ略セラレタルナリ、中國ノ蓍ニ準ラヘ本品ノ莖ヲ採リ筮ノ代品トシテ用ヰシト謂ヘリ」(『牧野日本植物図鑑』)。 なお、漢土で昔めどぎに用いた草は、ノコギリソウ(蓍)。 
 『大和本草』に、「蓍(メド)」と。
 北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・臺灣・廣東・兩湖・河南・山東・陝甘・四川・貴州・雲南・インドシナ・マレシア・ヒマラヤ・アフガニスタンに分布。オーストラリア・北アメリカ・南アフリカに帰化。
 中国では、根・全株を鐵掃箒と呼び、薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/701-702
 『古今和歌集』10物名に、「二条の后(藤原高子,842-910)、春宮のみやすん所と申しける時に、めどに けづりばなさせりけるを よませたまひける」として、

   花の木に あらざらめども さきにけり ふりにしこのみ なる時も哉
(文屋康秀)
 
 大正の頃まで、メドハギの茎を干して簾を作るのに用い、町田市原町田では 7月頃その茎を採取し、神田の簾屋に出荷したという。

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